ワラビ採り、甘夏採り、春本番よ。

今年二回目のワラビ採りをした。最近、ワラビの炊いたんばかり食べている。次はフキ、木の芽、お茶の葉っぱの天ぷら、酒の肴にあうのよ。阿武隈の湧水で作ったドブロクも飲み干してしまった。初めは普通に美味しかったけれど、一升瓶の半分を過ぎたころから急に甘くなっていって、最後は味醂のように甘ったるくなっていた。飲んでしまったけどね。

小泉武夫さんの本に出てくるように、阿武隈のドブロクはとても美味い。市販の清酒味ではなくって、みずみずしい香りとフルーティーが体にしみわたる。毎年、もう20年ほど飲み続けているから間違いはない。地方には美味しいものがあるのだ。今年もやっと甘夏を取り終える。出来は、これまでになく悪かった。マルカイガラムシをわかしてしまった。

大失敗よ。手伝っていただいた人には本当に感謝している。ありがとう。すぐに田圃の支度もあるし、春肥、消毒が待っている。剪定もしなくては。風力発電の低周波被害が酷くて、苦しくてならない。私だけではないだろうに、なぜ誰も止めてくれと抗議しないんだろう。権力による組織的な心理コントロールとはいえ、日本人のダメさがよく分かる。

「なぜ由良さん一人が反対しているんですか?」本当に私もなぜなのか分からないのだ。ただ、谷口さんたちをはじめ、被害者たちが苦しみながら死んでいくのを見て、それを笑いものにして喜んでいる人たちを見て、これはイカンだろうと思うのだ。被害者、そして傍観者が狂う風力被害は、組織的にやられているから、次に何が待っているのか、本当の怖さはこれからなのだろうと予感している。